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精密機器を取り扱った業務で働く中、サブ業務として触れた3D CAD。その何気ない体験が、Nさんの心に静かな衝撃を与えました。「形をつくる作業がいちばん面白い」。その直感は、これまで工学の道を歩んできた自分の進路を見つめ直すほど強いものでした。
やがて3DCGを本気で仕事にしたいと思うようになり、独学でキャラクター制作に挑戦する日々。それでも「このまま一人で学び続けるだけでは足りない」と感じたNさんが選んだのが、C&R Creative Academy(以下:アカデミー)でした。
準備不足の不安や、業界経験者とのスキル差に戸惑いながらも、「できるまでやればいい」という覚悟を胸に、学びを積み重ねていきます。
制作でつまずき、初めて仲間に頼った経験。先輩の支え、研究室のように互いに学び合う環境。そして、諦めないで続けてきたことが、少しずつ形になり、今回の内定へと結びついていきました。
3Dと出会って腹を括ったNさんが、どんな思いでアカデミーを選び、どんなふうに一年間を乗り越えていったのか。その歩みの背景にある本音を伺いました。
[卒業生]
昼間キャラクターモデルコース卒業生 Nさん(2025年10月卒業)
[インタビュアー]
C&R Creative Academy責任者 佐藤浩平
目次
佐藤浩平(Creative Academy責任者)※以下、佐藤:
Nさんは大学では工学部を専攻され前職は精密機器を取り扱った業務に従事されていたと伺っています。。クリエイティブとは異なる業種から3DCGのキャラクターモデラーを目指すって、かなり振り幅があると思うのですが、。いつ、どのようにゲーム・CG業界への就業を意識し始めたのか伺ってもいいですか??
Nさん(卒業生)※以下、Nさん:
はい。僕自身、振り返ると舵取りが急だったなと思っていて。大学に入って就職する時も、ゲーム・CG業界はほとんど考えてなくて、工学部だったので精密機器を取り扱っている会社に入る、みたいな流れでした。メインの業務とは別で、いろいろな業務に携わらせてもらう中で、たまたま3DCADを使って製品を3D化する仕事があったんです。
ツールを触っていくうちに、形を作る作業が面白いと感じるようになり、これを仕事にしてみたいな、というのがきっかけで。本格的に3DCGを扱った業界を目指そうと思いました。

――佐藤:
CADを触って、3Dの仕事が面白いと感じた。そこからゲーム業界を目指す、って発想はどう繋がったんですか?
Nさん:
3DCGを仕事にしたいと思って、じゃあ何を作ろうかなって考えた時に、自分はもともとゲームがすごく好きで、ずっとゲームばかりやってたんです。
ゲームの中でも特にキャラクタークリエイトが好きで、結構凝ってやってました。海外の俳優さんの顔を元に作ったり。それで、キャラクターも作ってみようかな、と思ったのがきっかけです。実際に作ってみたら「これは面白い」ってなりました。Game Creators Farm(以下:ファーム)に入るまでの期間に3DCGを調べて触ったりして、そこでキャラクターモデリングもやってみたら、これは面白いなと思って。「3Dを仕事にしたい!」と思って前職を辞めました。
――佐藤:
すごい思い切りましたね。
ご家族はどんな反応でした?
Nさん:
驚かれはしたんですけど、ゲームが好きだっていうのは親も知っていたんです。
親からは「前職に決まった時、ゲーム業界行かないんだと思ってた」って言われて。親はゲーム業界に行くと思っていたらしいです。
「そんなふうに思っていたのか。早くいってくれればよかったのに」って思いましたね。(笑)
――佐藤:
辞めた時点では、どのようにスキルを身につけていこうと考えていたんですか?
Nさん:
実は、どこか学校に行くか、独学で学ぶか。ふわふわしていましたね。
――佐藤:
そうだったんですね!ちなみに、アカデミーにしようと思ったきっかけは?
Nさん:
広告で見かけていた「無料」とか「未経験から業界へ」みたいな文言に惹かれて、ホームページを見たら熱量のある方がインタビューで語ってくれてて、ここはちゃんとしてるところなんだなと思って。受けてみようと思いました。
――佐藤:
他の人の話を聞くと、面接を何回もしたとか、提出物をポートフォリオっぽく作り込んでたとか聞くと思うんですけど、Nさんは準備どうしてたんですか?
Nさん:
他の受講生の方に聞くと、みんなちゃんとポートフォリオを作っていたり、作品をいろいろ載せていたりしていましたね。でも当時の私はポートフォリオっていう存在を知らなくて。(笑)
キャラクターを1体作って、そのスクリーンショットを載せる、みたいな感じでした。
みんなで応募時の作品を見せ合った時にポートフォリオがなかったので「みんなそんな作り込んでたんだ」とびっくりしました。
自分は何もしてないじゃん、みたいな感じでした。
――佐藤:
何を意識して準備していましたか?
Nさん:
キャラクターは一通り作れるぐらいは学んでおこうと思っていました。キャラクターを1体作って、リグとかコントローラーとか、動かせるぐらいにしとこうかなって。一通りやってみたつもりではいます。面接は、あんまり気にしてなくて、何をしゃべったのか覚えてないです(笑)


△ Nさんが入校前に制作された課題作品
――佐藤:
入校前と入校後で、ギャップはありました?
Nさん:
入校前の印象が、あんまりなかったかもしれないです。どう学んでいくのか想像してなくて。
入った後は、自分の感想だと「大学の研究室みたいだな」って思ってて。先輩とか同期と学びながら、たまに教授から意見をもらって、課題をこなす、みたいな。大学っぽいなと思いました。過ごしやすかったですね。
基本的には、自分が主導でいろいろやっていく、というところも含めて、研究室っぽいイメージでした。
――佐藤:
印象に残ってることってあります?
Nさん:
作品に厳しいフィードバックをもらった記憶しか残っていないですね。(笑)
でも、真っ当なことをまっすぐに伝えられるので、自分はすごくありがたいと思っていて。直すべきところを淡々と言ってくれるので、それを自分の中で噛み砕いて修正する、って感じでした。
――佐藤:
厳しいことをストレートに言われるのが苦手な人もいるけど、Nさんは?
Nさん:
自分は素直に意見をどんどん言ってほしいタイプです。オブラートに包んでほしい人もいると思うんですけど、自分は飾らず指摘してほしい。本当のことを言ってもらわないと、困る、って思っちゃうので。

――佐藤:
Nさんが受講期間中につまずいたポイントはありましたか?
Nさん:
第三課題ですね。ライティングとか、厳しく指摘が入って。このままでは終わらないって何度も言われてしまって、そこを乗り越えるのが苦労しました。
自分の中で手詰まりで、何やっても手応えが感じなかったので、素直に周りの人にも、フィードバックをお願いしますって先輩に声をかけていましたね。データを渡して見てもらったり。ライティングのことを教えてもらいながら、やっと乗り越えた、みたいな感じです。
――佐藤:
仲間の存在、先輩の存在が大きかったんだね。
Nさん:
それまでは、自分の中で完結してしまっていたところが、悪いところだったと思っています。途中の課題までは、ちょっと聞けばうまくいっていたのが、逆によくなかったです。
初めて壁にぶつかった時に、もう他にできることがないってなって、最後の最後で先輩に頼る、みたいな。でも早くから声をかけて、意見をもらっていればよかったなって思います。その後はどんどん頼るようになりました。
――佐藤:
ほかの受講生に意見をもらうことに対して、ためらいはありましたか?
Nさん:
ためらいしかなくて。みなさん忙しそうに話しているし、これ聞いていいのかな…って。
でも、「悩んでいる暇がない」っていうぐらい追い詰められないと自分は行動できませんでした。思い切って一度頼ったら、一度も二度も同じでしょう、みたいな感覚になって(笑)
積極的に意見やアドバイスをもらいに行くようになりました。
――佐藤:
その時の先輩の反応はどうでしたか?
Nさん:
全然ウェルカム、みたいな感じで。先輩も同じ経験をしていたのかなと思います。すんなり相談に乗ってくれて、助かったなって思いました。
工学出身の自分に足りないもの。だからこそ“差分”を探した
――佐藤:
改めてこの受講期間を振り返って、印象に残っていることはありますか?
Nさん:
いろんな人と関われて新鮮でした。自分、工業系だったので、工業系っぽくない人と話すのが新鮮で。美術系とかアニメ系の人が多いので、そっち系の話を聞くのが面白かったです。サークル活動みたいな感じに近かったかもしれないです。
――佐藤:
周りと比べたりしたことはありますか?
Nさん:
それしかなかったですね。就活でも、デザイン的な素養は見られていたかなと思っていて、自分は手札がゼロだったので。イラスト、デッサン、二次創作、そういうのをしてなかった。比べられると、向こうの方が上手だよな、って。そこをどう埋めるかは意識して考えていました。
前職の経験とか、工業を通ったからこその知識を押す場合もありましたし、成長が早いです、みたいなところ。周りから吸収して積極的に学ぶ姿勢があります、みたいな。そういうところを押してたかなと思います。性格的な部分も含めて、刺さるところと刺さらないところがあって、苦労しました。
――佐藤:
卒業生のクオリティが高い分、差別化も大変なんだよね。
――佐藤:
面接は何社ぐらい受けましたか?
Nさん:
まずは挑戦したい会社に絞って3社か4社です。
――佐藤:
面接の場で、いろいろ工夫しましたか?
Nさん:
最初、本当にボコボコだったので、これはやばいなと思って軌道修正しました。
――佐藤:
エージェントのサポートはどうでした?
Nさん:
手厚いサポートをしていただいたと思ってます。分からないこと、面接でどういうところを聞けばいいのか、履歴書でどうアピールすればいいのか。そういう部分を教えていただいて助かりました。
モチベーションの保ち方は“楽観”じゃなく“やり切る前提”だった
――佐藤:
受講中も就活中も、悩んだり追い詰められたりしたと思うんですけど、どうやって自分を保っていましたか?
Nさん:
「就職するまでは当然頑張るでしょう」みたいなものが自分にはあって。
楽観的なんですけど。ここでダメだったとしても、3Dはやっていくっていう想いがあって。常になんとかなると思っていました。
――佐藤:
そこが一貫しているよね。絶対にできるまでやるという感覚。
Nさん:
たまたま今回うまくいかなかっただけで、やり続ければいずれゴールには辿り着くんじゃないかな、っていうのが根本にありますね。

――佐藤:
受講期間中の1日のタイムスケジュールってどんな感じでした?何時に起きて、とか。
Nさん:
自分はギリギリまで寝てて、9時の直前10分、20分ぐらいに起きて、そこから開始報告して、そのまま作業に入りますね。
お昼は朝起きて2〜3時間ぐらいで一度お昼休憩を挟むんですけど、それ以外はずっとパソコンの前で作業してる感じです。作業以外もCGの事を考えていたくて、とにかく考えていましたね。夢にもでるくらい。(笑)
――佐藤:
趣味と制作の境界線がなかったんだね。
Nさん:
はい。知的好奇心が強くて調べるのが好きなんです。趣味みたいな感じでCGの事をどんどん調べていました。
これから目指す人へ。諦めないで、最後まで突き通してほしい
――佐藤:
これから業界を目指す人、アカデミーの応募を悩んでいる人へ、メッセージをいただけますか。
Nさん:
業界を目指す人へのメッセージは、自分はもう、3DCG業界を目指そうと決めてからはなりふり構わず仕事を辞めて、目指してしまった側なので、事情はいろいろあると思うんですけど、まずは踏み出してみて、最後まで諦めないことですかね。
覚悟が決まってるなら、最後まで突き通してほしい。自分も、卒業できるのか、就職できるのか不安になることはあったんですけど、最終的には粘って就職まで行けたので。諦めないで続ければ、なんとかなると信じています!
――佐藤:
じゃあ、アカデミーはどういう人に向いてると思う?
Nさん:
頼れる仲間がいるっていうところと、志とか熱意を持った方がいっぱいいる環境なので、周りと切磋琢磨して成長していきたい人は、入ってほしいなと思います。
自分が思ってる以上に何倍も助けになるし、心の支えになると思います。
自分って気づかないんですよね、弱ってるとか悩んでるとか。人に頼って初めて、自分がこんなこと思ってたんだ、って気づくことが多かったので。遠慮せず、周りと助け合って頑張ってほしいなって思います。
――佐藤:
なるほど。熱量が高い人が多くて、支え合える環境がある、と。
Nさん:
はい。自分は周りは上の存在しかいないと思って入ったので、盗めるところは盗んで成長してやろう、って思ってました。よりレベルの高い環境で成長したい人にはおすすめです。

今回のインタビューを通して、Nさんがどれだけ真剣に3Dに向き合い、どれほど覚悟を持ってこの一年を走り抜けてきたのかを改めて感じることができました。
壁に当たった時の葛藤や、仲間に頼ることへのためらい。それを越えて得た成長や気づきは、きっとNさんの大切な財産になっているはずです。
挑戦の裏側や苦しかった瞬間、支えてくれた仲間とのつながり──どれもNさんにしか語れない言葉であり、これから挑戦する誰かの勇気にもきっとつながると思います。
新たな環境での挑戦が、さらに大きな成長と喜びへと繋がっていきますように。これからも、Nさんの「できるまでやる」という姿勢が、キャリアを力強く導いていくことを願っています。
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