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イベントレポート
【イベントレポート】オンライン受講でも孤独じゃない!仲間と高みを目指せるアカデミーのリアルを大公開

C&R Creative Academy(以下アカデミー)を多くの人に知ってもらいたく、2023年9月29日(金)に卒業生2名と現役受講生1名による座談会を開催しました。
アカデミーでの授業の裏側、先生や他の生徒との関わり方、卒業後の就職活動のリアル、ここでしか聞けない情報が盛りだくさんです。


[卒業生・現役受講生]
・3DCGキャラクターモデルコース卒業生:関谷さん(2023年6月卒業)
・夜間3DCGキャラクターモデルコース卒業生:こっぴさん(2023年8月卒業)
・3DCG背景モデルコース受講生:福地さん(2023年11月卒業予定)

[インタビュアー]
・C&R Creative Academy運営:大久保 よし美


Q1、アカデミーを受講したきっかけ・受講前に準備したこと

関谷さん(卒業生)※以下、関谷:
BlenderだけではなくMayaも扱えるようになりたいと思ったのがきっかけです。
アカデミーに入校する前から、フリーランスとしてキャラクターモデルを制作していましたが、さらにワンランク上の仕事をするためには、Mayaの技術が必要だと気づいたんです。また、私は北海道に住んでいるので、リモートで受講できるということが重要な決め手でした。

こっぴさん(卒業生)※以下、こっぴ:
アカデミーに入校する前は、ゲーム制作の専門学校を卒業し、ゲーム制作会社に就職しました。その会社で3DCGを扱う仕事をするようになり、3DCGに興味が湧いたんです。
3DCGに特化した仕事がしたいと思い、転職エージェントに相談したところ、このアカデミーを教えてもらい受講しました。

福地さん(現役受講生)※以下、福地:
SNSの広告でアカデミーのことを知ったのがきっかけです。
アカデミー入校前は、CG制作を学べる大学に通っていたのですが、思っていたよりもCG制作に触れる機会が少なく、就職活動もうまくいっていませんでした。一方、アカデミーは完全無料で本格的に3DCGが学べて、就職支援のサポートをしてくれるとのことで応募しました。

大久保(C&R Creative Academy運営)※以下、大久保:
みなさんは応募以前からCG制作に触れていたということですが、応募前に準備したことを教えてください。


福地:
僕はYouTubeで公開されているBlenderのチュートリアル動画を参考に自主制作して練習しました。デッサン教室にもしばらく通い、観察力を磨いていました。

関谷:
アカデミーの応募に不安があったので、アカデミー運営の方に何度も質問や相談をしました。悩んでいることがなんでも相談できたので、応募時には不安はありませんでした。

Q2、アカデミー在籍中の生活で気をつけていたこと

関谷:
私は仕事と両立できるように気をつけて生活していました。具体的には、9:00〜17:00まで授業を受けて20:00までみんなと作業し、その後に仕事をするといった生活です。体調を崩さないように健康的な生活を送ることも心がけました。起床したら朝日を浴びて、ラジオ体操をしたり定期的に整体にも通ったりしていましたね。

こっぴ:
私は在宅で仕事をしながら、アカデミーの夜間コースに通っていたので、9:30~18:00まで家で仕事をして、19:00〜22:00まで授業を受けるという生活を送っていました。授業が終わってから午前4:00まで課題に取り組んでいたので、土日はリフレッシュに力を入れていました。

福地:
僕はアカデミー1本でしたから、規則正しい生活を心がけていました。成果物に影響が出ないように睡眠の質には特に気をつけていたんです。受講後は18:00まで作業して、22:30には就寝していました。

大久保:
長時間のデスクワークですから、体調を崩さないようベストな生活を心がけられていたということですね。スケジュール管理って大変だと思いますが、どのように調整していたのでしょうか?


福地:
アカデミーの受講期間は半年しかありません。決められたスケジュール内で進めていくためには、時間を無駄にしないようにしていました。課題ごとに新しいツールを覚えなければならないので、わからないことは先生や先輩方、受講生に聞いて解決していました。

Q3、アカデミーの雰囲気について・印象に残っているエピソード

関谷:
ただ仲が良いのではなく、お互いの作品に容赦なくフィードバックしてクオリティを高めていける雰囲気でしたね。Discordに先輩がいるときは気軽にわからない部分を教えてもらえるようなほどよい関係が築けていました。

福地:
リモートだから1人で進めるのではなく、お互い刺激しあって共に進んでいく特徴があると思います。みんないろいろな知識を持っていて、気兼ねなく質問や情報を共有できる環境でしたね。

大久保:
先輩・後輩関係なく情報共有しあってお互い高めていく、理想的な環境だということですね!では、講師の印象はどうでしょうか?


関谷:
担当の松浦先生は厳しいのですが、とても信頼できる先生です。質問すると親身に寄り添い、聞いた以上のことまで教えてくれます。

福地:
僕も関谷さんと同じ松浦先生でした。真剣に向き合ってくれるので、フィードバックは毎回1時間もしてくれます。とてもありがたい限りです。

こっぴ:
佐藤健吉先生は物腰が柔らかく、コミュニケーションが取りやすい方でした。もちろん、厳しい時もあります。私の中で印象に残っているエピソードが、フィードバック中に『きのこ・たけのこ派戦争』(※1)が始まったことですね。先生も交えて白熱したほど盛り上がりました(笑)

※1:きのこ・たけのこ戦争は、明治のチョコレートスナック菓子『きのこの山』と『たけのこの里』のどちらが美味しいかという、消費者間の論争

Q4、卒業後の就職活動とエージェントのサポートについて

関谷:
私は3社から内定をいただきました。担当のエージェントさんに第1志望を伝えたうえで書類を提出し、リモート面接という流れで進めていきました。

こっぴ:
私はエージェントさんに、自分にピッタリの会社をピックアップしていただきました。合計で8社に選考していただき、5社から通過の連絡がありましたね。

大久保:
すごいですね!エージェントさんと面接練習もしましたか?面接対策についてもお聞かせください。


関谷:
エージェントさんと一緒に面接の練習をしました。しかも企業ごとに対応していただけたので、安心して本番を迎えられたのです。私が行った対策は、応募した会社さんの作品をがっつり遊んで観察することでした。その会社さんが何にこだわって作っているのか知ろうと思っての行動です。

福地:
感性を高める目的でゲームや映画に触れておくことも面接対策の一手だと僕は思います。僕はアカデミーでデッサンを教わる機会があり、教わったスキルがポートフォリオに活かせられました。これが面接対策に直結していると感じています。

大久保:
当社にはCOYOTE 3DCG STUDIOという開発スタジオ会社があり、そこのクリエイターさんが教室を開いてくださっているんですよね。

Q5、作業環境について

関谷:
私は、いわゆるゲーミングPCを使っています。グラフィックボードの種類は『RTX 2070 SUPER』です。メモリは32GBあり、CPUは『AMD Ryzen7 3800X』です。VRにも対応できるスペックになっています。

ディスプレイは液晶ペンタブレットを含めて合計3枚ある環境です。ディスプレイは30インチと24インチを使っています。メインのディスプレイにMayaの画面を、サブモニターにリファレンスで集めた資料を映しています。液晶ペンタブレットは『Wacom Cintiq16』を使用しており、Photoshopの画面を映していますね。

福地:
ある程度のスペックがあれば大丈夫です。メモリの容量は最低でも32GBあるとよいのではないでしょうか。ディスプレイは最低2枚あると便利です。

※アカデミーの推奨環境はこちらのページでご確認ください

大久保:
作業環境の構築に掛かった値段はいくらぐらいでしたか?


こっぴ:
PCは18万円、液晶タブレットは10万円、液晶ディスプレイは5万円です。

関谷:
私の場合はPCが20万円、液晶タブレットが5万円、モニターは4万円しました。中古品に抵抗がなければもっとコスパよく手に入れられると思います。


~さいごに。質疑応答より抜粋~

Q6、受講中の難しかったことや辛かったことについて

関谷:
アカデミー受講前の私はスカルプトのソフトの使用経験がありませんでした。なので、アカデミーの課題でZBrush(ゼットブラシ/ズィーブラシ)を初めて使う事になった際にパニックになりました。新しいソフトに慣れるのは大変でした。

こっぴ:
私は課題制作については比較的、順調に進められたと思っています。夜間コースのカリキュラムで7か月間かかる5体のキャラクター制作課題を、5か月間で完成させることができました。
ただ、そこで気が緩んだのか、ポートフォリオ制作に3ヵ月もかけてしまったのです。元々、文章をまとめるのが苦手だったこともあり、何を書いたらわかりやすいポートフォリオになるのかわからず、制作に時間がかかってしまいました。ポートフォリオ制作が一番難しいですよ!

福地:
決められたスケジュール内に完成させなければならないのが本当に大変でした。アカデミーに入る前は1つの作品に4~5か月かけて、試行錯誤しながら進めていたので苦労しました。課題ごとに新しいツールを習得するのも大変でしたが、今となっては必要な訓練だったと感じています。

大久保:
アカデミーでは特にスケジュール管理を厳しくしていますからね。受講生は時間配分が大変だろうと思っています…

▲こっぴさんのポートフォリオより抜粋。オリジナルキャラクター『ヴォルテ』さん。

Q7、選考に合格する人とは・自主制作作品の提出について

大久保:
合格する人の特徴としては、「自分のやりたいことが明確になっていること」かと思います。
続いて、皆さん応募時にどんな作品を提出されたか教えていただけますか?


関谷:
私はblenderで作ったキャラクターのモデルを提出しました。制作したイラストなど、過去の自主制作作品をnotionに全部まとめました。

こっぴ:
私は専門学校時代の作品と、オリジナルのキャラクター、自前の簪のモデリング、イラストを提出しました。アピールになるものは何でも提出して良いと思います!

福地:
僕は大学でポートフォリオを作成済みだったので、それを提出しました。デッサンも2つ載せました。

大久保:
アカデミー運営としては、これまでに作ってきた作品はどんな作品でも見たいです。制作途中の作品も歓迎ですので、たくさん提出いただけると嬉しいです。

▲関谷さんはなんと自作のキャラクター「みなしちゃん」アバターで登場!

取材後記

今回の座談会では、アカデミー入校のきっかけから受講中の生活状況、作業環境までみなさんが気になっている質問にお答えいただきました。今の経験や実力で応募できるか悩んでいる方、選考やカリキュラムに具体的な疑問や不安がある方はぜひ一度、説明会やカウンセリングにご参加ください!

アカデミーでは授業料完全無料で、就業後に活かせる実践形式の授業を行っております。アカデミーが気になる方や少しでも興味がある方は、こちらから随時説明会を開催しておりますので、ぜひ参加してみてください。

文:小川翔太
画像キャプション:アカデミー運営

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