C&R Creative Academy

印刷業からゲーム業界への挑戦!夢を追って退職し、九州から上京

クリーク・アンド・リバー社(C&R社)が運営するC&R Creative Academy(以下、アカデミー)責任者佐藤が、卒業生にインタビューして、本音で語ってもらうシリーズ。

現在、VFX STUDIOに所属し、有名タイトルのエフェクトを担当する峯村さんにインタビューしました。
峯村さんは、アカデミーのVFX/ゲームエフェクトコースを卒業し、周囲からは必要不可欠な存在だと言わるほどのご活躍ぶりをみせています。
異業種から挑戦した理由や現在のお仕事について詳しく伺いました。


[インタビュアー]
C&R Creative Academy 責任者:佐藤浩平
C&R社VFX STUDIO担当エージェント:谷津郁花

[インタビュイー]
VFX/ゲームエフェクトコース卒業生:峯村さん(2020年1月卒業)


「不安は不要!」挑戦することに意味がある

佐藤(C&R Creative Academy責任者)※以下、佐藤:
アカデミーは、さまざまな職種から応募する人が多いですが、峯村さんの前職はどんなお仕事でしたか?また、アカデミーに応募したきっかけを教えてください。


峯村さん(卒業生)※以下、峯村:
印刷会社でパッケージデザイナーをしていました。3DCGソフトは少し触れるくらいの習熟度でした。

佐藤:
パッケージデザインっていうことは、動かないデザインってことですよね?


峯村:
そうですね。お店に並んでいる商品のデザインなどですね。

佐藤:
何故そこからゲームエフェクトに挑戦しようと思ったのですか?挑戦しようと思ったのはいつからで、行動するきっかけがあったのでしょうか?


峯村:
私はデザイン系の大学を出ていて、商品イメージを作る授業でちょっとだけ3DCGソフトを触っていました。そんな中でCGについて調べると、自分が触ったソフトでゲームを作る人がいることを知りました。元々ゲームが好きだったので、そのことをきっかけにゲーム業界に興味を持ちました。
ですが、ゲーム系ではなくデザイン系の専攻だったので、ゲーム作りに興味を持ったまま印刷会社に就職したんです。
ですが、27歳でやり残した気持ちが強くあったので、思い切って退職し、九州から東京に出てきました。

佐藤:
思い切って東京に来たのは、アカデミーで学ぶためだったのでしょうか?


峯村:
いいえ。アカデミーの存在を知ったのは、東京に来てしばらく経ってからです。ゲーム業界に就職するため、3DCGが学べる別のスクールを受講中にアカデミーを見つけました。

アカデミーは授業料無料で、かつ、就職支援もしてもらえることを知り、東京に来て1か月が経ってましたが、すぐに切り替えました。スクールに毎月7万円を支払っていましたし、もし就職できなければ払う一方でしたので、辛いなと感じていたんです。

佐藤:
ゲーム業界に就職するのが目的で、退職後すぐに東京へというワイルドな選択ですね!では、エフェクトコースを選んだのはエフェクトをやってみたかったからでしょうか?


峯村:
違うんです。私はとにかくゲーム業界に就職するのが目的だったので、コースは何でもよかったんですよ。アカデミーの説明会で、佐藤さんが「他コースは数か月待ちですが、エフェクトコースならすぐ入れます!」と言っていたのでエフェクトにしました。

佐藤:
懐かしい!エフェクトコースの募集に力を入れていた時期ですね。


峯村:
すぐに働きたい私にとっては、とても美味しい話でした。今思えば、計画性もなく無謀だと思いますが、恐れずに行動してみて正解でした。

佐藤:
峯村さんはチャレンジして上手くいきましたが、不安な気持ちはありませんでしたか?


峯村:
ありませんでした。私は「失敗しても、挑戦したことに意味がある」のだと思っています。
印刷業界のデザイナーという畑違いから来たので、今も苦しいなと感じる場面は多々あります。でも、今はそれを上回る楽しさがあるんです。

佐藤:
エフェクトのお仕事は、どんな場面で楽しいと感じますか?


峯村:
例えば、私がエフェクトを制作したゲームがリリースされた時ですね。そのゲームをプレイしたユーザーたちが、私が作ったエフェクトシーンをスクショして「かっこいい」とSNSなどで評価していました。それを見た時、嬉しさと楽しさを実感しましたね。

大きなタイトルを任せてもらえたのも嬉しかったです。その分、大きな責任も感じますし、チームで制作していますので、それぞれの工程で関わる人たちのことを考えて、自分のパートを丁寧に作るよう意識しています。

▲後悔しない選択をし続けられているからこそ、色々なことに前向きに取り組むことができ、成果を出し続けられているように感じた。

社内からの高い評価は“配慮”と“率先力”

佐藤:
谷津さんは峯村さんと共に働いてもうすぐ1年経つと思いますが、峯村さんのご活躍ぶりはいかがですか?


谷津:
峯村さんは、未経験だったUnreal Engineを使う案件に配属された時も、いつも最終的な作品は常に高いクオリティーを出していました。

社内のリード役でもあり、先方へのコミュニケーションを誰よりも大切にされています。周りへの配慮ができていて、仕事も丁寧です。
社内の他案件に従事するメンバーにも声をかけていたり、勉強会やランチ会を開催したりと、VFX STUDIOのチーム力を強める活動をしてくれています。何でも先頭に立って、参加メンバーを巻き込んでいく姿勢は、とても助かっているんです。

▲「峯村さんは何でもできる人なんです!」という担当エージェントの賞賛からも、VFX STUDIOにとって必要不可欠な存在であることをまざまざと感じさせた。

佐藤:
チームマネジメントに向いていそうですね。是非、リーダー職を目指して行って欲しいです。
峯村さんのその気質は大学時代やどこかで培われたものなんですか?


峯村:
私は、誰もやらないなら自分がやるタイプなんです。みんながやりたいと思っているけど、一歩踏み出せないのなら、私が一歩踏み出してやろう!という考えですね。

佐藤:
自分から率先してやるのは、面倒やキツいと感じたりしませんか?峯村さんはなぜ自ら行動するのでしょうか?


峯村:
たしかにその通りで面倒な時もあるし、苦しんでもいるんですけど、行動してみないと問題点が解決されません。やってみてダメなら改善を繰り返す。これに意味があると思うので、私は行動し続けるんです。

佐藤:
その「やってみないと分からない!」という考え方が峯村さんの行動原理というか、根底にあるように感じますね。

今後の展望と、受講を迷われている方へのメッセージ

佐藤:
将来的にこういう風になっていきたいという展望を聞かせていただけますか?


峯村:
今まで発足から1年以上経っている案件に関わらせてもらうことが多かったので、ゼロから作る難しさを体験してみたいですね。
周りにそんなことを言うと「めっちゃ苦しいよ!本当に大変だよ!」と言われますが(笑)

佐藤:
たしかに、ゼロイチは大変だけどやりがいはありそうですよね!


峯村:
そうですね。より「自分たちがやりました!」という達成感が得られそうでいいなと思っています。

佐藤:
最後になりますが、峯村さんと同じ27~28歳での異業種への挑戦だと、足踏みしてしまう方が多いと思います。そんな方々へのメッセージをお願いできますか?


峯村:
27歳の私は、「ゲーム業界への挑戦を迷っている時点で、やらなければいけない」とふと思いました。迷いがある時点で、これは私がやりたいことなのだと感じました。
やらない理由を考えるのは簡単ですし、その時間がもったいない。一度きりの人生なので、後悔のないように行動して今があります。
正直、”迷っている”時点で、”やりたい”のだと思うんです。行動していない時は、やりたくない言い訳を考えてるだけなんじゃないかと思ってます。是非、迷わずに進んでみてください!

佐藤:
『迷ったときは、前に出ろ!』という星野仙一さんの本を思い出しました(笑)
具現化してくださっているのが峯村さんですね。ありがとうございました!

▲終始笑顔を絶やさずお仕事の様子を語ってくれました。今後の更なるご活躍に目が離せません!

取材後記

迷っている時点で、”あなたの気持ちはやりたがっている”から「人生に悔いがないように恐れず挑戦する」ことが人生には重要であると、峯村さんのお話から教わった気がします。
彼女の人生計画には最初は無謀な面もあったかもしれませんが、結果的に目標にたどり着けましたし、充実した生活を送ることができていますね。

アカデミーでは授業料完全無料で、就業後に活かせる実践形式の授業を行っております。
気になる方や少しでも興味がある方は、こちらから随時説明会を開催しておりますので、ぜひ参加してみてください。

文:小川翔太
画像キャプション:アカデミー運営

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