C&R Creative Academy

「私にしか作れないエフェクト」で唯一無二の存在になりたい!

クリーク・アンド・リバー社(C&R社)が運営するC&R Creative Academy(以下、アカデミー)責任者佐藤が、卒業生にインタビューして、本音で語ってもらうシリーズ。

今回インタビューした卒業生は、将来の夢を見つめ直した結果、大学を休学してアカデミーで学び、ゲームエフェクトデザイナーとして新卒入社を決めた池田さんです。
職種へのこだわりを一度捨てて「本当にやりたいと思う軸」を突き詰めたことで、子どもの頃の魔法使いへの憧れをゲームの世界で叶える道を見つけた池田さん。ゲームに救われたという経緯や、夢の実現のために努力したこと、これからの野望を聞かせていただきました。


[卒業生]
3DCG背景モデルコース卒業生:池田さん(2023年3月)

[インタビュアー]
C&R Creative Academy 責任者:佐藤浩平
VFX/ゲームエフェクトコース担当エージェント:谷津郁花


休学して、学校の先生からクリエイターへ進路変更

佐藤(C&R Creative Academy責任者)※以下、佐藤:
今日はVFX/ゲームエフェクトコースを卒業した池田さんにお話を伺います。現役の大学生ということで、来年の3月で卒業ですか?


池田さん(卒業生)※以下、池田:
はい。小学校の図工の先生を目指して教育学を専攻しましたが、大学を1年休学して、休学中の昨年9月にアカデミーに半年間通い、今年の4月に大学に復学をして来春卒業予定です。

佐藤:
どうして教育学部に進もうと思われたのでしょうか?


池田:
中学生の時の先生に憧れて、学校の先生になることが夢だったんです。特に小学校の時から絵を描いたりものを作ったりするのが好きだったので、図工の先生を選びました。

佐藤:
きっととても良い先生だったんですね。


池田:
それでも休学を選んだのには理由が2つあって、一つはコロナ禍であまり大学に行けなくなってしまったことです。実践的な勉強を期待していたので、コロナ禍で対面授業を受けられなくなったことはとても悲しいことでした。サークル活動や友達と会うことも難しくなり、「学校」というものに物足りなさを感じるようになりました。

もう一つの理由が、教育実習での経験です。教員は素晴らしい仕事だと実感したのと同時に、やりたいこととは別にしなくてはいけない業務が多いことも知り、進路の再考をしようと休学を選択しました。

コロナ禍の生きづらさから救ってくれたゲームの力

佐藤:
その頃は、どんなゲームをプレイされていましたか?


池田:
流行っていた『あつまれ どうぶつの森』とか…ゲームは元々好きでしたが、その時に楽しいだけではなくて想像以上に救われたんです。当時、大好きな“人とのおしゃべり”が難しくなり、「何で生きているんだろう」みたいな気持ちにもなったりもしていて、改めて人との関わりが自分の中で大切だったことに気づきました。

そんな時に例えば『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』で勇者になって世界を救ったり、大勢で集まって一緒に『あつまれ どうぶつの森』をプレイしていたら、すごく救われたんですよね。それでゲームを作りたいと思うようになっていったんです。

佐藤:
ゲームは没頭することに後ろめたさを感じる人もいると思うんですが、池田さんは逆に仕事にする方に意識が向いていったんですね。


池田:
私は、人が物事に楽しみを見つけたり面白いなと思う瞬間を見るのが好きなんです。それで将来を考え直したとき、実際に私が救われたような、元気になったり、楽しくなったり、つらいときは気分転換の手段にもなったりする、そんなゲームを作る仕事ができたら、「人が楽しみを見つける瞬間」に関われるんじゃないかなと。それで夢をリセットして休学をして、ゲーム業界への道を探し始めました。

「本当にやりたいこと」を誤魔化した過去

佐藤:
ゲーム業界を志したときにアカデミーを選んだ理由を教えてください。


池田:
ゲームエフェクトを学べるところを探していて、最初に見つけた学校は授業料が高くて、現実的ではありませんでした。それで諦めなきゃいけないのかな…と思っていたところ、アカデミーが無料だと知り決めたんです。後でぼったくられないか内心心配していましたが(笑)

佐藤:(笑)

池田
X(旧Twitter)でアカデミー生の作品を見て、特に炎の縄文土器の魔法陣を描いたエフェクトがとてもかっこよく、「5ヶ月でこんな作品を作れるようになれるなら、私もやりたい!」と思ったことも入校の決め手でした。

▲池田さんのアカデミー入校のきっかけとなった卒業生作品。この後の衝撃の事実が明らかに…!

佐藤:
エフェクトデザイナーになりたいと思ったのはどうして?


池田:
小学生の時に『FAIRY TAIL』というアニメを見たり、ゲームは『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』をやったりしていて、すごく魔法に憧れていた時期があったんです。それでエフェクトデザイナーという職業を知ったときに、目に見えないファンタジーの要素を作る仕事というところが、とても素敵だなと思ったんです。

でも美大や専門学校卒ではないので難しいだろうと、やりたい気持ちに一度は蓋をしていました。しかし進路を考え直した際に、せっかく休学したのだからその蓋をまずは開けて、挑戦してみようという気持ちになったんです。

佐藤:
なるほど。実際に入校してみていかがでしたか?


池田:
アカデミーには社会人経験を経た上で、高い熱量で入ってきた方が多かったので、皆さんの覚悟の大きさや学習速度の早さ、課題を整理して伝えるスキルの高さに焦りながらも、非常に刺激を受けました。

最初の頃に小さなヒットエフェクトができた時本当にすごく嬉しくて、ずっと楽しく制作できていたこともとてもよかったなと思います。VFX/ゲームエフェクトコースの竹沢先生には本当に感謝してもしきれないです。

佐藤:
それはなぜでしょう?


池田:
理解できないところを一緒の立場に立って整理し直してくださるんです。そして解決のために必要なことを具体的にわかりやすく教えてくださって、すごくありがたかったです。うまくいかない場面でも温かい声をかけていただき、救われました。

▲アカデミー公式YouTubeチャンネルで池田さんのポートフォリオ作品を紹介

夢は唯一無二のエフェクトデザイナー

佐藤:
今年4月に大学に復学すると同時に就職活動スタートということで、アカデミーの就職支援はいかがでしたか?


池田:
とてもありがたかったです!1人で就活をしていたら、きっと諦めてしまっていたと思います。

佐藤:
特によかったと思うサポートがあったら教えてください。


池田:
一番は面接で聞かれる内容や話し方のアドバイスをいただけたことですね。その後も電話でサポートしていただいたり、1社を受けるためだけに個人面談の機会を作ってくださったので、話す内容を整理できただけでなく、精神的にも安心できました。

佐藤:
だそうですよ、谷津さん。池田さんのサポートを担当されましたよね。


谷津(VFX/ゲームエフェクトコース担当エージェント)※以下、谷津:
ありがとうございます。池田さんはご自身のやりたいことの伝え方が非常に上手かったので、今回の話を聞きながら、入校前は質問の仕方や伝えることに苦手意識があったのであれば、アカデミーを通してその力を身につけられたのかなと感じました。
そんな努力する池田さんだから本当に応援していたし、選考がどんどん進んでいったときもとっても嬉しかったですね。


佐藤:
無事に就職が決まり、今後どんなクリエイターになっていきたいですか?


池田:
「私にしか作れないエフェクト」を作れるようになりたいです。唯一無二の人になりたいなとずっと思っています。

佐藤:
素晴らしい!そういう思いは大事にしていってください。

本気でやりたいことがあるならアカデミーへ

佐藤:
池田さんみたいにやりたい思いに蓋をしている人は多いと思うんです。迷っている人や一度は諦めた人に、メッセージをいただけますか?


池田:
そうですね。現役のエフェクトを作っている方に指導してもらいながら、同じ志の人たちと一緒に制作できる機会はなかなかありません。だからこそ、1人で勉強するよりも、アカデミーのような環境に行くといいのではないでしょうか。

佐藤:
1人で勉強を積み重ねるのは大変ですからね。実際に社会人の受講生に刺激を受けたり竹沢先生との出会いで勉強が捗った経験から、アカデミーみたいな環境に飛び込んで成長していくことがおすすめだ、と…。


池田:
一言で言うと「アカデミーに入れ!」(笑)

佐藤:
心強い!ありがとうございます。


谷津:
ちなみに、池田さんが入校を決めたきっかけになった縄文土器のエフェクトは、アカデミーを卒業して池田さんの就職先のソレイユ株式会社に入社した山本さんの作品です。


佐藤:
本当ですか!?


池田:
そうなんですね!このお話を聞いて、仕事へのモチベーションもまた上がりました。

谷津:
活躍を楽しみにしています!

▲インタビューの中で憧れの卒業生と同じ職場で働けることが判明し、更にモチベーションが上がったと話す池田さん。これからの活躍を期待しています!

取材後記

誤魔化さずに自分と徹底的に向き合い、徹底的に技術の習得のために努力した、この「徹底的」が池田さんが夢を掴み取った大きな要因のように感じました。進路を迷っている方には、参考になるお話だったのではないでしょうか。

アカデミーでは授業料完全無料で、就業後に活かせる実践形式の授業を行っております。気になる方や少しでも興味がある方は、こちらから随時説明会を開催しておりますので、ぜひ参加してみてください。

文:丸山智子
画像キャプション:アカデミー運営

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