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イベントレポート
【イベントレポート】10月17日(火)VFX・ゲームエフェクトオンラインセミナー

「魅力的なエフェクトを作れるVFXアーティストになりたい!」という方も多いでしょう。
ただその一方で「何から始めたらよいのかわからず悩んでいる」方や「初心者が挑戦するにはハードルが高い」と思っている方もいるはずです。

そんな方々に向けて、クリーク・アンド・リバー社が運営するC&R Creative Academy(以下アカデミー)は、2023年10月17日(火)に
VFX・ゲームエフェクトオンラインセミナーを開催しました。

VFX・ゲームエフェクトオンラインセミナーとは?

今回は、『ゲームエフェクト マスターガイド』の著者であり、VFX/ゲームエフェクトコースの講師としても活躍している秋山先生が登壇。
エフェクトの魅力をわかりやすく解説していただきました。

今回のセミナーには現役受講生2名もゲスト出演し、入校前の状況や授業の様子などを聞くことができました。


[セミナー講師]
VFX/ゲームエフェクトコース担当:秋山 高廣

[ゲスト]
VFX/ゲームエフェクトコース卒業生:添田さん(2023年10月末卒業)
VFX/ゲームエフェクトコース現役受講生:中嶋さん(2023年11月末卒業予定)

[司会]
C&R Creative Academy責任者:佐藤浩平


少しだけアカデミーの講義(オンラインセミナー)の様子を公開

アカデミーのVFX/ゲームエフェクトコースを体験できるセミナーの様子を、少しだけ公開します。

講師の秋山先生はエフェクトマスターガイドの著者

講師:秋山高廣
経歴:『Unity VFX Graph マスターガイド』『Unity ゲームエフェクト マスターガイド』の著者。
合同会社Flypot代表であり、アカデミーでVFX/ゲームエフェクトコースの講師と、幅広く活躍している。

ゲームエフェクトの種類について解説

ゲームエフェクトには、大きく分けて2種類あります。

1. キャラクターの動作や技の威力を強調するエフェクト
2. 自然現象や周辺環境を表現するエフェクト

▲斬撃エフェクトとバフエフェクト

まず最初は、『斬撃エフェクト(剣などを振った時に、後ろに表示する残像)』です。
キャラクターが剣を振る動作に合わせてエフェクトを追加することで、勢いや強さを強調できます。

続いては、ゲーム内のキャラクターの能力が強化されたときに表示されるバフエフェクトです。鮮やかなエフェクトで独自の世界観を表現しています。

▲滝のエフェクトと焚火のエフェクト

上記の画像のように水のしぶきや火の揺らめきなどの自然現象の表現も、VFXアーティストによって制作されているのです。

エフェクトの制作に必要となる基礎は、主にテクスチャとメッシュの2種類です。この2つを組み合わせて、色を加えることによりエフェクトが完成します。

エフェクトは再生すると一瞬ですが、リアルに表現するため、異なる素材を何種類も重ねています。

エフェクトを料理に例えた場合、テクスチャやモデルが素材、パーティクルシステムが調理と表現しています。
料理することによってエフェクトが完成するイメージです。

次にカレーをイメージしてください。カレーにスパイスを加えると味に深みを持たせることができます。
エフェクトも同じように、シェーダーやカメラワークの知識があると演出を強く表現できます。
このように、シェーダーやカメラワークは応用となるスキルです。

アカデミーでは受講生専用のシェーダーがあるので、それを使って作業します。また、カメラワークは先生の方でサポートしてもらえます。

また、応用スキルは実際の業務で使う機会はそう多くはないということですが、
より効果的な見せ方や工夫を求められた際に知っておく・出来ると表現の幅が広がりそうです。

受講生が実際に制作した作品を紹介

セミナー後半にはエフェクトコースの現役受講生も登場!
アカデミーで制作した作品の紹介をしながら、受講中のエピソードについてもこっそり教えていただきました。

▲卒業生、添田さんの作品

弓を構えたキャラクターが大きな矢を空中に放ち、無数の矢が降り注ぐエフェクトです。
添田さんが入校して3ヶ月目に制作したもので、初のユニーク課題でした。制作日数は16日間です。

コンセプト
風属性の矢を空から大量に降らせて圧倒させるスキル。

こだわった点・苦労した点
・空中で矢が立体的に飛び散る演出に苦労した。
・最初は迫力が表現できず苦戦していた。

■スケジュールを守るために考慮した点
わからない点はどんなに些細なことでも質問していた。

添田さんは「受講生と講師でベストな終着点を探るので、コミュニケーションは密に取るのが重要」と補足をされていました。

▲現役受講生、中嶋さんの作品

錠剤がカメラワークに合わせて飛んでいき、ワープした先の敵に向かってレーザーを放ち爆発するというエフェクトです。
中嶋さんの2つ目のユニークエフェクト課題で、制作日数は18日間でした。
アドベンチャーゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』のミュージックビデオ第2弾となる『INTERNET YAMERO(インターネットやめろ)』を参考にしたもので、かなりユニークな作品に仕上がっています。

■コンセプト
・見た人が面白いと感じ、誰もが目を引くような個性的なエフェクトを制作。
・綺麗なだけじゃなくポップな印象に一変して、毒気のあるものに挑戦。

■苦労した点
・動きのあるカメラワークなため、違和感がないアニメーションにするのが難しいと感じた。
・何度も手を加えるうちに想像していた印象と異なってしまい、調整に時間がかかった。

■スケジュールを守るために考慮した点
・スケジュール内で絶対に外せない要素と、できたら入れたい要素をピックアップし、優先順位が高い方から制作していた。
・初めに決めたスケジュールから逸脱しないよう制作していた。

秋山先生は「中嶋さんの作品は制作期間が長くかかった作品でした。期間を守って作業していた点はとても素晴らしいことです。」と感心していました。

オンラインセミナーの雰囲気

会場は、エフェクトに興味を持って集まった参加者で溢れていました。
秋山先生は「カレーとスパイス」の例を使いながら、分かりやすくエフェクトの基本について解説をされていました。
後半では、受講生の実例を交えて「どういう観点でブラッシュアップすればいいのか」「どんな方向性で努力をすべきなのか」について説明が行われました。

秋山先生のセミナー終了後には、参加者の皆さんからたくさんのリアクションをいただき、講師陣と受講生で丁寧に答えました。
受講生の作品を見て感動した参加者からたくさんの拍手をいただき、作品を制作した受講生のお二人も嬉しそう!

▲ゲスト参加してくださった添田さんと中嶋さん

アカデミーを受講するとこんなメリットがある

アカデミーを受講するメリットについて、今回のセミナーを例に挙げつつ、3つのポイントで紹介します。

メリット1:講師に直接質問できる!

卒業生の添田さんがおっしゃっていた通り、わからないことは何でも聞けるのがアカデミー最大の魅力です。
誰でも最初は壁に直面するもので、1人で悩んでいる時間や独自で調べている時間は正直もったいない。
自分で調べてわからなかったことは、どんな些細なことでも直接講師に聞けます。

秋山先生はエフェクトガイドの著者であり、エフェクトをマスターしているプロの講師です。
受講生の作品に対しても、より効果的なエフェクトの作り方やプロの現場でのノウハウまで、就業を見据えたフィードバックをもらうことができるので、とても頼もしい存在です。

セミナー中の質疑応答では、参加者のみなさんから「作品のコンセプトを決めるのに意識するポイント」や
「作品の負荷削減の代表的な方法」「実際に現場で使われているツール」などの質問に丁寧に回答されていました。

アカデミーの受講中も同じように、気になることやわからないことは何でも講師に質問できます。

メリット2:就職を見越した手厚いサポート!

アカデミーの運営会社であるC&R社は、プロフェッショナルのキャリアを支援する「クリエイターエージェンシー」であり、
かつ、クリエイティブの制作・開発を行う国内最大規模のスタジオも持っていることから、
アカデミー卒業後の就職支援も手厚くサポートさせていただきます。

卒業後は、業界に精通している担当エージェントがマンツーマンでキャリアプランニング、企業に提出する資料添削などを実施。
過去500名以上を業界に輩出してきた実績から、面接対策も万全です。就活開始から志望企業の内定獲得まで並走します。

また、志望する企業にアカデミー卒業生が勤務しているケースも多く、アカデミーでの活動やエージェントからの情報を通して、
就職してからの仕事のイメージを事前に想像できるのもうれしいポイントです。

VFX/ゲームエフェクトコースでは、入校して約1.5ヶ月で基礎課題に取り組みエフェクト制作の基礎を磨きます。
次に選択課題に移り、最後に応用課題を2ヶ月かけて3つほど制作します。
最後にすべての作品をポートフォリオにまとめるのですが、内定獲得できるよう半月ほどかけてブラッシュアップしていくという流れです。

個々のレベルに合わせて講師が指導。成長に合わせて現場目線でチェックし、作品のクオリティを上げていきます。

メリット3:現役クリエイターのノウハウを盗める!

アカデミーでは秋山先生のような第一線で活躍する現役クリエイターが講師を勤めています。
ゲームエフェクトに特化した講師が直々に指導するからこそ、基礎はもちろん、より実践的なテクニックが身近に習得できます。

アカデミーでは現場で即戦力となるスキルの習得を大切にしており、受講生が集中して学習に取り組めるよう、エフェクト以外の応用スキルは講師がサポートしてくれます。
余裕が出てきた受講生は、応用スキルまで習得してしまう方も少なくありません。秋山先生も惜しみなくアドバイスをしてくれるので、短期間でレベルが上達します。

今回のセミナーで秋山先生は「作品をこまめに提出できる人が伸びる」と語っていました。提出と修正を繰り返すことが、クオリティを上げるためのポイントです。

他者の意見が成長に繋がるので、作品のフィードバック会は講師と1対1ではなく、エフェクトコースの受講生も参加します。
秋山先生が作品のどこに着目して指摘しているのか、自分以外の作品でも学べるので、洞察力に磨きがかかるでしょう。

まとめ

VFXアーティスト/ゲームエフェクトデザイナーは、作品のキャラクターや背景などの魅力を最大限に引き出すため、最終段階を任せられる大役です。
アカデミーには、プロ直伝のノウハウや実践的な技術が学べると同時に、プロに求められているマインドや要素が近くで習得できる環境があります。

アカデミーでは授業料完全無料で、就業後に活かせる実践形式の授業を行っております。
気になる方や少しでも興味がある方は、こちらから随時説明会を開催しておりますので、ぜひ参加してみてください。

『Unityエフェクト講座』のご紹介

秋山先生が制作した初心者のための『Unityエフェクト講座』がYouTubeで公開されています。
これからエフェクトを始められる方、興味があり本格的にやってみたいという方は、アカデミー公式のYouTubeチャンネルも訪れてみてください。


文:小川翔太
画像・キャプション:アカデミー運営

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